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2024/10/11

中部地方

アミューズ、山梨・西湖に「Restaurant SAI 燊」(レストランサイ)をOPEN!「奥・山梨料理」を味わう|新事業をバックアップする山梨県の魅力

 

様々なエンターテインメントを通じて感動を伝えてきたアミューズは、6月1日に複合型レストラン「Restaurant SAI 燊」をオープンさせました。

「Restaurant SAI 燊」の調理の基本は薪火。ここで食べられる料理は「奥・山梨料理」といったものです。一体どんな感動を味わえる場なのでしょうか。

山梨・西湖で出会える「Restaurant SAI 燊」の「奥・山梨料理」

「Restaurant SAI 燊」が位置する西湖は、富士五湖のなかでも山深く奥まっていることに由来し、世界でも稀有なこの場所だからこそ手に入る食材の味わいを「奥・山梨料理」と呼ぶそう。

西湖は、一年中標高約900mの水位が保たれ、朝は霧に包まれるといった幻想的なエリア。ゆっくりキャンプを楽しむ方も多い人気スポットです。「Restaurant SAI 燊」では、西湖の自然から多くのインスピレーションを受けながら、創造性豊かな料理を生み出しています。

自らを「食猟師」と名乗り、レストランのかたわら、狩猟、養蜂、農業、キノコや山菜採取、ハーブ生産にも積極的に取り組む豊島シェフが生み出す品々は、ジビエを軸に、キノコ、山菜、高原野菜、淡水魚などをふんだんに使用し、工夫を凝らした創作料理。

ペアリングには、山梨ワインだけでなく、県産の日本酒、クラフトジン、クラフトビールなども並びます。ワインは新進気鋭のワイナリーから老舗まで幅広いラインナップ。

また、お酒を飲める方、飲めない方関係なく楽しんでもらいたいといった想いから、ノンアルコールペアリングにも力を入れており、ここでしか味わえない敷地内ガーデンで育てたハーブや近隣の生産者が育んだフルーツを使った数々に驚かされます。

奥・山梨料理をいただきます♪

メニューは季節によって異なります。

一品目には、鹿のコロッケと馬肉のタルタルが一皿に並びます。どちらも臭みどころか、お肉の甘さが口いっぱいに広がる一品です。ペアリングには、茎茶をベースに、ローズマリータイムなどの季節のハーブが入ったドリンクを。

燻製された梨と、シャインマスカットや柿など季節のフルーツとブラッターチーズで作られたマリネ。新鮮なフルーツとフレッシュなチーズが相性抜群で、筆者はノンアルコールペアリングでしたが、是非白ワインと一緒にいただきたいメニューです。

ペアリングには、酸味と旨みを感じる透明な不思議な飲み物が登場!

魚料理は、豊島シェフの出身地であるお隣静岡の駿河湾の太刀魚を2日間熟成し、ソースには貝を使用。山梨にいながらも、「Restaurant SAI 燊」では厳選された海の幸も堪能できます。

併せていただくのは椿エキスを使用したドリンクとなります。

続いて、熊の脂で作ったスープ。根菜、鹿と猪ベースのコンソメ、さらにすっぽんのダシも使用したスペシャルな1皿です。複数のジビエを使用したコク深い味わいは唯一無二でした。

一緒に味わうドリンクには、マロ―ブルーのハーブを使用したジュースです。ハーブは基本敷地内のガーデンで育成されたものなんだとか。

そしてメイン料理の一皿は、猪と鹿の肉ミンチにし、混ぜ合わせて作ったソーセージと、鹿のロースです。

ソーセージには、わずかに燻製した付け合わせのじゃがいものピューレと、山椒のような風味がプラスされる黒文字がアクセントになっています。風味豊かな茸のソースとよく調和した一品でした。

一方、鹿のロースは軽く表面を焼いており、素材本来の味わいを最大限に感じる力強く、そして上品な味わいとなっていました。付け合わせの人参は、砂の中でローストしたとのことで、甘めの味わいでした。

最後は柿の葉や黒文字をブレンドした野草茶でほっと一息。ランチのショートコースとは思えない、クリエイティブな料理の数々に感動した時間となりました。

通常、夜営業のみで、シェフのお任せコースのみを基本としています。時がたつのを忘れ、大切な方とのゆっくりと特別なひと時を楽しむことができるでしょう。

Restaurant SAI 燊

山梨県南都留郡富士河口湖町西湖208-1

新たな風か次々と吹き込む山梨県

また、山梨県は、幅広い分野での新事業の創出や成長・飛躍を支援する新事業共創プラットフォーム「TRY! YAMANASHI!」を立ち上げ、9月にキックオフイベントを開催

イベントでは、2021年に料理人コンテスト「RED U-35 2021」にてグランプリ(RED EGG)を受賞し、国内外の有名レストランで活躍したのち、現在は忍野村でレストランnôtoriを運営するシェフの堀内浩平氏、兄でソムリエの堀内 茂一郎氏と、障害のある方が共に働き価値を生み出せる社会を目指し県内でさまざまな事業を展開するKEIPE株式会社 代表取締役の赤池侑馬氏がトークセッションを行いました。

両者ともに山梨で生まれ、一度県外へ出てからあえて山梨を選び新たなチャレンジをスタートさせたとのことで、赤池氏は、「大自然に囲まれた故郷の山梨県に貢献したいという思いから挑戦しました。山梨県には若者のチャレンジを応援する文化があり、新事業を始めやすい環境が整っています。

そして、山梨県でしかできない事業が多くあり、都会とは異なる事業開発が可能」と、山梨県で新たな事業にチャレンジした理由について語られました。 また、堀内氏は、山梨県でレストランをオープンした理由を、「料理を始めた当初は都会でお店を展開しようと考えていましたが、自分らしい料理を作りたいと思ったときに、地元である山梨県の食材を使って料理を表現したいと思ったのがきっかけです」と語り、山梨県で事業展開する魅力を強調されました。

今回訪れた「Restaurant SAI 燊」をはじめ、続々と新たな可能性が広がる山梨。今ある資源や文化はそのままに、県や企業のバックアップも相まって面白いムーブメントが始まりつつある予感です。

是非、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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