タジキスタンは名物料理が盛りだくさん。タジキスタンならではの美味しい料理をぜひとも堪能してください!
目次
シュルポ (шурпо)
シュルポとは、肉や野菜、少量の調味料を使ったシンプルなスープ。甘みの出る野菜を使わないのがポイントで、タジキスタン全土で食される、国民食。
オシュ
オシュとは、米、羊肉(または牛肉)トマトなどの野菜をたくさんの油で炒めて炊き上げる炊き込みご飯。油を多量に使用しているため注意。
ラグマン、ラグモン
ラグマンとは、中央アジア全域でよく食べられる麺料理。食べる直前に作られた手打ち麺を使用する。スープは羊肉や牛肉、トマトをベースに、クミンやコリアンダーを使うことも。
ガルプツィ
「包み物」を意味するガルプツィは、肉や米をキャベツで包むいわゆるロールキャベツのこと。東欧、コーカサスなどソ連圏とその周辺に広まっている料理だが、タジキスタンのガルプツィは野菜入りのトマトスープに入っているのが特徴的。
クルトップ、クルトーブ (курутов)
タジキンスタンの代表的な国民食。牛乳を発酵させ、団子にして乾燥させたもので、牛乳を保存食にしたもの。
シュルチョイ、シルチョイ (ширчой)
シュルチョイとは、タジキスタンの国民的飲み物で中央アジアの遊牧文化に広がるミルクティー。タジク語でширはミルク、чойは茶という意味。
パーイ (пой)
パーイとは、タジキスタンのヨーグルト。牛乳からバター分を取り除き、温めて種菌を入れ、放置発酵させる。
マントゥ (манту)
マントゥとは、直径が6、7cmもある大きな蒸し餃子。中身は羊の引き肉にタマネギ、塩、香辛料を混ぜたものが一般的で、カティックという調味料をかけて食べる。
ソウス (соус)
ソウスとは、肉とジャガイモなどを汁気がなくなるまで煮込んだ料理。似た料理にシュルポがあるが、シュルポは水を多くスープとして仕立てるのに対し、ソウスは肉とじゃがいも主体で汁気を少なく仕上げる。
ボルシュ (борш)
一般的なボルシュはビーツを使った赤い色が印象的なスープだが、タジキスタンでは、ビーツの代わりにキャベツで甘みをだし、トマトで赤みを出している。