アルメニアは名物料理が盛りだくさん。アルメニアならではの美味しい料理をぜひとも堪能してください!
ポンチク
ポンチクとは、アルメニアで長く愛されている揚げドーナッツ。全国的にポピュラーで、街中のベーカリーで見つけることができる。中身はカスタードやジャム、ヌテラなど種類も豊富にあり、アルメニアの定番おやつとなっている。
パンルハシュ
パンルハシュとは、「ラヴァシュ」と呼ばれる薄いパンに、チーズと炒めたタマネギを重ねて焼いたもの。簡単で美味しく、シラク地方の家庭に欠かせない料理となっている。
キャラゴシュ
シラク地方は厳しい気候と環境で農作物の栽培に適しておらず、アルメニア他地域とは少し異なる食文化が根付いている。そんなシラク地方の食文化を象徴する料理が、「キャラゴシュ」。ヨーグルトとバターがベースのスープに、長期保存のきくレンズ豆を加え、仕上げに炒めたタマネギを大量にのせて食べる。食材の旨味のみを味わうシンプルなスープ。
コロリク
コロリクとは、アルメニアで幅広く親しまれるミートボール入りのスープ。牛ひき肉にハーブとお米を加えて丸め、それをビーフブイヨンのスープで煮込む。
チェチル
シラク地方名産のチーズであるチェチルは、さけるチーズのような不思議な食感と、表面に付いたカビの黒いツブツブが特徴。
このカビの存在が、淡白な風味のチーズに独特の風味とコクを足し、まろやかで奥深い味わいにしている。
タン
タンは「発酵した牛乳」のこと。飲むヨーグルトとは異なり甘さはなく、酸味があり、微発泡している。「ケフィール」にも似ていて、レストランのメニュー等は同じ項目にされていることが多い。
コニャック(ブランデー)
アルメニアはフランスと並ぶブランデー生産国。有名なのがアララットという会社が作っている「アルメニアコニャック」。(「コニャック」とはフランスのコニャック地方で作られるフランスのブランデー)
1945年のヤルタ会談で当時のソ連首相であるスターリンがイギリスの首相チャーチルにアララットのドゥヴィン(DVIN)を渡したら大変気に入ったという話も有名。
ワイン
アルメニアではワインが名産で、葡萄だけでなく、国のフルーツとも言えるザクロから作ったワインも人気が高い。ワイン製造の歴史は長く、アルメニア南部の遺跡では紀元前5000~4000年にワインの生産がされていたことが判明している。
ホロヴァッツ(シャシリク)
ホロヴァッツとは、下味をつけた豚肉、羊肉、牛肉、鶏肉を串に刺しグリルしたシンプルな料理。ワインやお酢、ザクロの汁を使ったソースに肉を漬け込んだものや、魚や野菜の串刺しもあり、お祝いの席などで特別な料理としても振る舞われる。
トルマ
西はバルカン半島、東は中央アジア諸国、北はコーカサス地方、南はアラビア半島と幅広い地域で食べられている料理。
見た目は、ロールキャベツみたいな料理だが、キャベツではなく、ブドウの葉で米や様々なハーブ、スパイスと混ぜた肉を包み、煮込んだ料理。
肉を使わず野菜のみや、キャベツやパプリカで包んだものもある。
ターブレー(タブーリ)
アルメニア流ターブレーは、たっぷりの「ブルガー」と呼ばれる挽き割り小麦にパクチー、ミント、トマトを和えて、トマトとオリーブオイルで作ったソースをかけるのが定番。店や家庭によってソースが違うため、様々なタブーレーを楽しむことができる。
シャウルマ
シャウルマとは、串刺しにした鶏肉や羊肉の塊をグリルし、表面をそぎ落としてからサンドイッチなどにして食べる、トルコのケバブのような料理。ひよこ豆のペースト、ヨーグルト、シリアル、野菜などと一緒に「ラヴァシュ」と呼ばれる薄いパンに包んで食べられる。