1753年、イギリス系アイルランド人の医師であり科学者であるハンス・スローン卿のコレクションをもとに設立された博物館は、1759年に現在の建物の敷地内にあるモンタギュー・ハウスで初めて一般公開された。その後250年以上に渡り、イギリスの植民地化が進んだ結果、いくつかの分館が設立され、最初の分館は1881年に設立された自然史博物館だった。 1973年、1972年の大英図書館法により、大英博物館から図書館部門が切り離されたが、1997年までは博物館と同じ図書館室と建物で、現在は分離された大英図書館を受け入れていた。博物館はデジタル・文化・メディア・スポーツ省が後援する非省庁型公共団体であり、英国の他の国立博物館と同様に、貸し出し展示を除き入場料は無料である。 他国で生まれた最も有名な作品の所有権は争われており、特にギリシャのエルギン・マーブルやエジプトのロゼッタ・ストーンのケースでは、本国送還の要求を通じて国際的な論争の対象となっている。
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大英博物館の一部として始まり、比較的最近まで正式名称に大英博物館と冠していたため、自然科学分野で単に大英博物館といった場合、ブルームスベリーにある本来の大英博物館ではなくこちらの博物館のことを指していることがあるので注意が必要。 最寄り駅はロンドン地下鉄のサウス・ケンジントン駅で、駅からはエキシビション・ロードの入口のすぐ近くまで地下道が延びている。全館入場料無料。
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ヴィクトリア女王と夫アルバート公が基礎を築いた。略称「V&A」。 最寄り駅はサウス・ケンジントン駅。自然史博物館、人類学博物館、科学博物館、インペリアル・カレッジ・ロンドンなどに隣接している。 ベスナル・グリーンには、分館であるV&A子供博物館がある。2018年には、スコットランドのダンディーに別館が、日本人建築家隈研吾の設計により開館した。
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