ロシアは名物料理が盛りだくさん。ロシアならではの美味しい料理をぜひとも堪能してください!
ボルシチ
ボルシチとは、肉と野菜の入った酸味のあるスープ。メインはビーツで、その鮮やかな色が特徴となっている。他にも牛肉やベーコン、ジャガイモ、ニンジンなど様々な具材が使われる。最後にサワークリームをトッピングする。
アクロシュカ
アクロシュカとは、キュウリやタマネギ、ジャガイモ、卵、ハム、などを細かく刻み、「クワス」と呼ばれる微炭酸の微アルコール飲料を加えて作る冷製スープ。さらに「ケフィア」と呼ばれる乳飲料も加えて、ミルキーな味わいのスープにもなる。
ブリヌイ
ブリヌイは、小麦粉や蕎麦粉に卵、牛乳、ヨーグルトなどを加えて発酵させ、フライパンで薄く焼き上げたロシアのクレープ。ジャムや蜂蜜をかけてデザートにしたり、いくらやスモークサーモン、チーズなどをトッピングし軽食としても食べられている。
シリョートカ・パト・シューバイ
シリョートカ・パト・シューバイとは、「毛皮のコートを着たニシン」という意味のビーツとニシンを使ったサラダ。酢漬けのニシン、ジャガイモ、ニンジン、卵、ビーツを順番に重ねてケーキの様に盛り付けた見た目から、その様に名付けられた。
シチー
シチーはキャベツを使ったスープのことで、ロシアの家庭料理の定番。ブイヨンに、炒めた野菜と乳酸発酵漬けにしたキャベツを加えて煮込むことで、酸味の効いた味わいが特徴となっている。
ガルショーク
ロシア語で「壺焼き」を意味するガルショークは、壺の中にビーフシチューやボルシチなど様々な煮込みを入れて、パン生地で蓋をして焼き上げたもの。パンをシチューに浸しながら食べる。
ガルプツィ
ガルプツィはロシア風のロールキャベツのこと。ひき肉とお米で作ったタネをキャベツで巻いて、先に焼き目をつけてから煮込む。お米が肉汁を吸うことで旨味が逃げずにジューシーになり、サワークリームをかけて濃厚な味わいに仕上げる。
ラグマン
羊肉、野菜、唐辛子をトマトベースのブイヨンで煮込み、手製の太麺にかけて食べる麺料理。スパイスの効いたピリ辛スープと、麺のもちもち食感が特徴。
ピロシキ
ピロシキは、肉や野菜、ゆで卵など様々な好みの具材を生地で包んで焼いたパンの一種。他国では揚げたピロシキが多いが、本場ロシアのピロシキは焼いたものが定番。他にはジャムやチーズを包んだ甘いデザート系も食べられる。
ペリメニ
ロシア料理として知られるペリメニは、モンゴルのブリヤート族の影響を受けた料理と言われている。
鶏ひき肉やキノコ類、野菜などを生地で包んで茹で、スープにいれたり、ディルとサワークリームにつけて食べるのが定番。
ビーフストロガノフ
ビーフストロガノフは、牛肉、タマネギ、キノコをバターで炒め、たっぷりのサワークリームで煮込んだロシアの代表的なメイン料理。クリーミーさの中に少し酸味が効いていて、バターライスやジャガイモと一緒に食べるのが定番。
チキンキエフ
チキンキエフは、叩いて伸ばした鶏肉で、ニンニクや香草を混ぜ込んだバターを包み、衣をつけて揚げたカツ料理。トーストしたパンの上に乗せたり、ジャガイモやパスタを付け合わせにして食べるのが一般的。
プロフ
プロフは、大きい鍋を使って一度に大量に作る、スパイシーな炊き込みご飯。お米、牛肉や羊肉、ニンジン、タマネギなどをブイヨンで煮込み、仕上げに干しブドウやヨーグルトをトッピングする。旧ソ連時代にウズベキスタンから伝わった以降、ロシアでも幅広く人気の家庭料理となった。
シャシリク
シャシリクとは、角切りにした羊肉や牛肉の串焼きのこと。お酢やワイン、オリーブオイルにタマネギ、ローリエ、ニンニクなどの香辛料で作ったタレに一晩漬けて味を染み込ませた後、炭火で香ばしく焼き上げる。
黒パン
ロシアでパンと言えばこの黒パンが主流となる。酵母とライ麦から作られ、イースト菌の代わりにサワードウを使うため、酸味があるのが特徴。硬めのパンで、スライスしてバターを塗ったり、オープンサンドにして食べられる。